周りの友人がママさんになるにつれて
「不妊症」「不育症」「初期流産」「死産」などなど、妊娠・出産にまつわる知識が不足してると大切な友人を無意識のうちに傷つけてしまうことがあることに気づきました

それでたくさんの本を読んで、できるかぎり彼女たちの気持ちに寄り添おうとしてきたのですが最近とても読みやすいコミックエッセイを見つけたのです

しかもネットから無料で読めます



作者さんは不育症を乗り越えて息子くんを出産!
いまは家族3人でほのぼのと暮らしています

この作者さんは「不育症」という言葉も知らなかったそうです
今でこそ私も当たり前のように知っていますが、「不育症」を知ったのも不妊治療について調べ始めた時に知ったかもしれません

不育症とは妊娠をしても流産を繰り返してしまう状態のことです
なんらかの原因があってお腹の中で胎児を育てることができなくなっています
数回流産をして不育症と認定されるのですが、こちらのコミックエッセイの作者さんは1回目の流産で不育症とわかったので幸運なパターンでした

妊娠を継続するためには毎日2本注射します
出産するまで毎日欠かさず行うので、最終的には何百本と注射することになります
注射位置は腰やお尻や太ももなどなのですが、毎日注射するので針をさすところがなくなってくるとか・・・

1人の命を産むためにこんなに頑張るだなんて・・・壮絶だなと、わたしは初めて知った時思ったものです



無知は人を傷つける


いまや不妊治療で生まれてきた子がクラスに1人いるというレベルにまでなってきました
身近な人の間でも不妊治療で授かりました!という人もいるし、絶賛不妊治療中という人もいます
かなりポピュラーな手段として定着してきたなあという印象です

不妊治療に簡単に終わりがくると思って発言すると、人を傷つけることになるでしょう
いろいろ調べ尽くしてきた私からすると「なんでそんな無神経なことが言えるの!?」とびっくりしてしまうことがあります
でも男性にはなかなか理解しづらいようです

この手のコミックエッセイは飽和状態にあり、探してみると本当にたくさんでてきます












最終的に治療をやめる人もたくさんいます

1回の射精で1億の精子が放出されることを考えると
今この世界に生きている人たちって、生まれてこなかった命の極々一部でしかないんだな~と
天文学的レベルの奇跡に耽溺してしまいますね

わたしがよく見てるユーチューバーさんに「バイリンガールのちか」さんがいるのですが、
1人目の子は実は流産だった・・・と告白しています


赤ちゃんができること、 
客観的に見ていると誰もが普通にやっていることに見えるのですが、 
動画のコメントでもわかるように 決してそうではないですよね。 

実は、わたし、 去年も一度妊娠していました。 

早い段階でしたが、 赤ちゃんが育たなくなってしまい ご報告に至りませんでした。 

先生に聞くと 決してレアな話ではないらしいのですが、 
周りもオープンにそのような話をしないので、

単純に出来たら=産まれる 

と思っていました。 

赤ちゃんの姿を見るのを楽しみに 検診に行ったら悲しい報告を受け、
涙が止まりませんでした。 

おさるさんも一緒だったので、 彼の慰めの言葉に救われましたが (彼も同じぐらい悲しいはずだったのに)
自分を責めるような発想ばかりしてしまい、

悲しい...複雑な... 孤独な... 気持ちで病院を後にしました。 

初めての体験だったので、 こんなことあるの?? という驚きと不安も。

次はできるのかな? 
次もこのようなことが起きるのかな? 


本当に色んなことを考えてしまいました。 

その頃の 
「そろそろベビーの時期かな?」 
「子供産まないんですか?」
「もしかして??」 

正直ちょっと辛かったです。 

全く悪気がないのは十分わかっています。
少し前までは、私も「産まれる」が当たり前だと思っていたので。

妊娠の話は、 気軽にするものではないんだな…
と自分でも初めて気づきました。
引用:自分が体験するまで気づかなかった赤ちゃんという奇跡。 : バイリンガール英会話 吉田ちか公式ブログ
今は「プリンちゃん」という女の子が誕生して幸せムードでいっぱいなのですが、
ここに至るまでにはいろいろあったのだなあと思うとこみ上げてくるもがありますね




コウノドリも勉強になります


産科の医療現場を描いたドラマの「コウノドリ」も大変勉強になります
これはエンタメじゃなくて立派な「教材」だと思いましたw

わたしが特に好きなのは「母になる人生 母にならない人生」



産科の現場で働いてきたお団子頭の小松(吉田羊)さん
まだ独身なのに子宮全摘出を迫られます

母になる人生
母にならない人生

この選択を強いられる女性も少ないはず・・・
放送当時は女性ファンからめちゃくちゃ共感されていましたね

あとはやっぱり不育症のお話




これを見て、「知っているか」、「知っていないか」で周りの人への配慮が変わってくる気がする
周りの人が生まれてこなかった赤ちゃんのことを忘れてしまっても、張本人である母親はやっぱりずっと忘れられないと思うんですよね

日本で中絶できる期限は妊娠21週6日目までとなっています
つまり、それ以前は人間としての尊厳がない、と考えられているのです
だからといってそれにのっとって生まれてこなかった命をモノ扱いしたり、なかったことにして忘れたりするなんて、あまりにも無慈悲のように感じます

コウノドリ第1シーズンはアマゾンプライムビデオで見れるようになりました

年会費3900円で動画見放題、音楽聴き放題、送料無料など特典がたくさんあります


詳細:アマゾンプライム会員

コウノドリは好きすぎてもうすぐ3週目に突入しそうです(笑)

原作はマンガなのでこちらもぜひ










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