武蔵浦和の旧部長公舎を使ってさいたまトリエンナーレの作品が展示されています
旧部長公舎には4作品がありますが、その中でも 《家と出来事 1971-2006年の会話》がヤバすぎるクォリティです
どのくらいやばいかというと、身の毛もよだつ・・・と言うか
ここに住んでいた人の霊を呼び寄せてしまうのではないか・・・
という、言いようのない不気味さ
家に足を踏み入れた瞬間に変わる空気感。。。。
視える人にはなにかが視えてしまうんじゃないか、と思うくらいになんかすごい
そんな素敵な作品があるのです
さいたまトリエンナーレは12/11で終了です
まだ見ていない方は絶対に見に行ったほうがいい!
場所はどこかというと、さいたまビジネスマンから歩いていった場合、入り口が2つありますが
奥の入り口の方にこちらの作品があります
「j-2」がわたしがおすすめする展示です!
▼詳しい行き方はこちら
これでばっちり!武蔵浦和旧部長公舎 (セレモニーアートビレッジ)の行き方
《家と出来事 1971-2006年の会話》とは
《家と出来事 1971-2006年の会話》とは?舞台はさいたま市の「旧部長公舎」。転勤する公務員のために建てられた、2階建ての一軒家です。
かつて実際にこの家に住んでいた住民へのインタビューを元に、マレビトの会代表、演出家・劇作家である松田正隆が本作のために戯曲を書き下ろしました。
会話の短編集とも呼べる戯曲は45シーンからなり、全体の上演時間は約2時間。
実験的な劇映画を手掛ける映画監督・遠藤幹大と、
人の無意識や記憶を扱うアーティスト・三上亮との共同制作によって、
「家」に堆積した記憶を立体的に再現した、俳優「不在」の演劇インスタレーションが生まれました。演劇、映画、美術というジャンルの異なる作家が、フィクションの可能性に挑んだ実験作です。【開催中〜12月11日(日)まで】
(作品Facebookページよりhttps://www.facebook.com/events/343411396016895/)
《家と出来事 1971-2006年の会話》は元々ここに人が住んでいた、
1971年から2006年といえばちょうど35年。
多くの人々が35年でローンを組みますが、まさしくその期間。
一体この家になにがあったのか。
その手がかりは家のあちこちに散りばめられています
時は2006年で止まっています。
とても不気味です。
家にとって、家族にとって、35年ってなんなのだろう
改めて考えさせられます
会場内では人が住んでいないはずの家で、あたかも今まさに人がいるかのような生活音が鳴り響いています
換気扇の音
流しに水が滴る音
冷蔵庫の無機質な動作音
そして、「会話」も聞こえてくるのです
この会話がまた意味深。
一体なにがあったんだ!
と思わせる、本当に不思議な作品です
リビングにはテレビやラジオもあるのですが、係の人によるとある瞬間にテレビがつくのだといいます
ただ、このプログラムをすべて堪能するには、作品が長すぎて、なかなかその時間には立ち会えないのだとか
テレビがついているのを見れたらラッキー!
2階にも行ける!サウンドプログラムを聞いてさらに震え上がって!
この家、2階にも上がり込めます
バルコニーからは駅のタワマン群も見えますよ
このタワマンに住まう方々は35年ローンを組んだのでしょうか・・・
この場所からちょうどよくタワマンが見えるのもまたすごいなと思います
バルコニーの手すりにはイヤホンを指す穴があります
手前の部屋でイヤホンをとったら、外に出ましょう。
イヤホンを指すと、また意味深な会話が聞こえてきます
ますます不気味であります
バルコニーに出られる部屋にはこれまた意味深なワープロが置いてあり
その内容もまた意味深なのです
まだ二人には家がないのである。
二人だけのくつろげる場所を持っていない。
この世界に生まれ、この世界で生きるということは、この世界に住むということだ。
この家を見ていた人たちからは「怖い・・・」という率直な感想が漏れていました
確かにわたしも怖い、と思ったし、そして何よりも気になります
気になって気になってしょうがない
こんなアート作品に出会うのって初めてかもしれません
一体このおぞましさ、怖さはなんなのか
解明したくても、解明しようがない
旧部長公舎の4作品を周りましたがこの作品がイチオシです
さてあなたは《家と出来事 1971-2006年の会話》という作品を読み解けるでしょうか
公開は12/11まで。もちろん入場は無料です
この機会にぜひ行ってみてください!
「…そのときしたのかはわからないけど、胸の疼きのように、匂いがあとから来るのが恋の始まりなんです。そのときは、匂いも一緒にありましたがわからないだけなんです。それに、なんというか、包まれるようにやってくる。夕暮れのように。包まれる。気配に。」#家と出来事 #さいトリ
— 家と出来事 1971-2006年の会話 (@ietodekigoto) 2016年11月22日
旧部長公舎(セレモニーアートビレッジ)
水曜定休
さいたま市南区別所 2-39-1
武蔵浦和駅から徒歩11分
中浦和駅から徒歩15分















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